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201604/11

SEIKOクレドール トゥールビヨン彫金限定モデル「FUGAKU」


セイコーウオッチ株式会社(代表取締役社長 兼 CEO:服部 真二、本社:東京都港区)は、高級ウオッチブランド<クレドール>から、世界最薄レベルの極薄ムーブメント68系キャリバーをベースとし、独自の彫金と伝統的な漆芸により、日本の美意識を体現したトゥールビヨン彫金限定モデル「FUGAKU」を5月13日(金)より発売いたします。希望小売価格は50,000,000円+税、数量は限定8本です。日本のみならず世界のセイコーブティックでも展開を予定しています。
<クレドール>は、日本人の感性と精緻を極めた技術により、豊かな個性を持つ高級ドレスウオッチのシリーズとして1974年に誕生しました。フランス語で「黄金の頂き(CRETED’OR)」を意味するその名前に相応しく、ムーブメントから細かな部品のひとつひとつに至るまで、厳選された素材に名工の技術を注ぎ込み、その美しさと品質を守り続けています。
トゥールビヨン彫金限定モデル「FUGAKU」は、セイコーが誇る3人の現代の名工と、日本の伝統工芸である漆芸を融合させ、究極の工芸時計を目指したマスターピースです。新開発の、厚さ4mmを切る独自のトゥールビヨンムーブメント「キャリバー6830」は、現代の名工・平賀聡(ひらがさとし)が組み上げます。モデルの両面には高度な彫金技法をもつ現代の名工・照井清(てるいきよし)監修の下で緻密な彫金装飾を施し、さらに世界的に評価の高い漆芸家・田村一舟(たむらいっしゅう)氏の漆芸技法を組み合わせています。トゥールビヨンと、彫金、漆芸を大胆に融合させたデザインは、デザイナー初の現代の名工・小杉修弘(こすぎ のぶひろ)によるものです。こうした高度な技術と技能がひとつとなり、日本の美意識を体現する工芸モデルとして結実しました。
セイコー初のトゥールビヨンムーブメント「キャリバー6830」
当限定モデルに搭載しているキャリバー6830は、極薄型のメカニカルムーブメント、キャリバー68系をベースに開発されたセイコー初のトゥールビヨンムーブメントです。このキャリバー6830は、長年にわたり培ってきたメカニカルムーブメント製造のノウハウを生かした設計上の工夫により、ベース部分の厚さは僅か1.98mm、キャリッジ(回転するてんぷの部分)を含めても厚さは3.98mm、直径は25.6mmと、世界最小体積(2016年1月時点当社調べ)を実現しました。特殊なアンクル形状の採用や、歯車と受けの一体化により省スペースを図るとともに、通常ムーブメントには採用しないチタン材をキャリッジに使用することで軽量化及び精度安定につなげています。
薄型メカニカルムーブメントをベースにしているため構成部品も非常に薄く、部品の製造と組み立てには大変高度な技能が求められます。その組み立てを手掛けるのは、2015年11月に現代の名工の表彰を受けた、平賀聡です。
トゥールビヨンの特性である時計としての精度向上のみならず、美しい動きがクレドールならではの匠による工芸要素と融合することで、その世界観は芸術的ともいえる領域まで進化しました。

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